こんにちは、

"青少年の自立を支える奈良の会"です

私たちは

子どもたちが生きいき暮らす奈良

を紡ぎます。


私たちは、
「すべての子どもが『幸せ』を感じられる社会に」なるために活動しています。
活動指針として、5つの点を重要視しています。

法人ミッション

  1. だれもが自分らしく生きることができ、「人生の主人公」になることを応援します。
  2. 「ゆらぎ」にいっしょに寄り添いながら、日々の暮らしのなかで関わり続けます。
  3. 人とのつながりが生む豊かさを通して「多様な居場所」を見つけることができることを支えます。
  4. 子どもも大人も、相互に尊重し「対話」を通して、豊かな人生を選ぶお手伝いをします。
  5. みんなが気持ちよく暮らし助け合える環境「子どもにやさしいまち」をつくります。

活動指針

子どもたちの主体性を尊重し、子どもたちが多様な「頼り先」を見つけることを支えていきます。

わたしたちは、家族から虐待を受け、安心して家庭で生活できない子ども、児童養護施設等を退所したものの、直ちに自立できずに生活に困っている子ども、色々な事情により家庭から見放され帰るところのない子どもに寄り添い、子どもが自分自身を確立するために、必要な安定した衣食住を提供し子どもが自らの力で社会の中で生きていけるように支えていきたい。

子どもたちの「ゆらぎ」とつきあいながら日々の暮らしの中で関わり続けます。

だれかたった1人でも、自分を否定せずに、ともにいてくれる関係に気づけば、子どもたちは生きていく力があります。わたしたちがそのことを忘れずに子どもたちの「ゆらぎ」とつきあいながら関わり続けます。

家庭の崩壊や虐待をなかったことにせず前に進める「居場所」と「出番」をつくります。

私たちは「誰かから支えられている存在」とその子が思えること、一旦、離れても「おかえり」と言ってくれる居場所があること、さらに、子どもたちが「誰かの支えとなる存在」「誰かから必要とされる存在だ」と思えるようになってほしいと願っています。「居場所」と「出番」の2つを通して、自分自身を「価値ある大切な存在(社会の一員)だと思えるように支えていきます。

理事長挨拶



子どもにはチカラがある!
どんなに傷ついた子どもも、きっと元気になれる。
子どもひとり一人が元気になれば、
社会もきっと元気になる!

 
こんにちは!理事長の浜田進士(はまだ しんじ)と申します。このホームページと出会ってくれて、本当にうれしいです。ありがとうございます。
 
私たちは2013年4月、奈良市芝辻町に県内ではじめての自立援助ホーム「あらんの家」をオープンしました。自立援助ホームとは、義務教育終了後、虐待や貧困、非行など様々な理由で家庭に居場所がなくなったり、また児童養護施設などを退所し働かざるをえなくなったりした、原則として15歳~20歳までの青少年の自立を支援する「第2の家庭」です。
(2024年4月から20歳以上の入居も可能になりました)
 
ホームにやってくる子どもたちは、自分で選ぶことのできなかった厳しい養育環境をやっとの思いでくぐり抜けてきているため、否定的な行動をとる子もいます。これは、大切にされ、ありのままを受け入れてもらった経験が乏しいからではないでしょうか。子どもたちは、鍵付きの個室や食事を提供され、「おかえり!」と迎えられる、そんなあたり前の日常を繰り返すことで「自分は大切にされている」と実感をえて、生きるチカラを取り戻していきます。
 
自立援助ホームの歴史は1960年代までさかのぼれますが、2010年度当時、近畿では唯一、奈良県に同ホームがありませんでした。そうした状況を打開しようと2010年8月、福祉や司法など、社会的養護に関わる各分野の関係者が活動をはじめました。県内の児童養護施設の聞き取り調査や各地の自立援助ホームの見学を重ね、2012年に「あらんの家」を運営するNPO法人「青少年の自立を支える奈良の会」(友廣信逸 前理事長)の認証を奈良県からうけました。
 
2013年5月、男子6名を受け入れる施設として開設。名称は「NARA」を後ろから読んで「あらんの家」と付けました。英語のunlearn(あらん)=学び直し・生き直しという意味も込めています。創立メンバーの一人は、自身の子育てを通して彼らの実状を知り「友人の家を転々としたり、路上生活をしたりする居場所のない少年たちを放っておけなかった」と振り返ります。
 
2020年5月には、新型コロナ禍のなか女子ホームを尼辻北町に開設しました。名前は「ミモザの家」。明るいイエローが鮮やかに春を告げる花、ミモザ。小さなポンポンが集まったように咲く姿が可愛らしく、元気をくれる花です。そんなミモザは、3月8日の国際女性デー(ミモザの日)で女性に贈られる、シンボリックな花でもあります。これから出会う女性たちの権利を保障したい、そんな願いを「ミモザの家」という名前に込めました。
 
 自立援助ホームは3つのルールがあります。「仕事をすること」「利用料をおさめること」「自立のための貯金をすること」。また他の入居者も安心して暮らせるように、他人に迷惑をかけないこと、門限を守ることなど一人暮らしの準備に向けて、個々に約束事を設けています。
 
 私たちは、社会的養護経験者や虐待経験がありながらも公的支援につながらなかった子どもや若者の孤立を防ぎ、必要な支援を12年間続けてきました。あらんの家とミモザの家では今まで、男女あわせて96名の子どもたちをお預かりしてきました。2025年度中に100名となります。(2025年3月末現在 男子ホーム66名、女子ホーム30名)

大阪・兵庫・京都など奈良県外の子どもたちも多く受け入れてきました。入居中は就労・就学・生活支援を行い、退居が間近になるとステップハウス(借り上げアパート3戸)を活用して一人暮らしの体験ができる場を提供しています。2025年1月には、2名が20歳のお祝い(成人式)をしました。3月には、2名の男女が高校を卒業し、一人は大学に進学、一人は正社員として社会に旅立ちました。2名が専門学校を卒業し、社会人となります。すでに85名の子どもたちが社会に巣立っています。(大学にはこれまで4名進学しています)
 
 私たちは、入居中において、衣食住など「あたり前の生活」や、子どもの気持ちを聴き、自分で選び、自分で決めるという「主体性の保障」の中で、自分の存在を大切に思ってもらうようにしています。
 
そして最も大切にしていることが「退居者支援」です。
 
奈良市社会的養護自立支援拠点事業「とらいあんぐる」スタート
 
さらに、2025年4月から「奈良市社会的養護自立支援拠点事業」を受託することとなりました。自主財源で実施してきた「とらいあんぐる(アフターケア事業)」を児童養護施設出身や里親家庭出身の子ども・若者に対象をひろげて、相談事業・交流事業・アウトリーチ事業等を実施いたします。
社会的養護施設などを巣立って生活するという次のステップに進んだとき、「困ったときはいつでも相談に来ていいよ!」ということ=子どもたちの「心の安全基地」になれるよう、転職・進学・恋愛・二十歳のお祝い・結婚・子育てなどのライフイベントに伴走していきたいと願っています。

以上

浜田進士(はまだ しんじ)
特定非営利活動法人 青少年の自立を支える奈良の会・理事長
自立援助ホーム「あらんの家」&「ミモザの家」統括施設長
奈良市社会的養護自立支援拠点事業「とらいあんぐる」所長
 
公益財団法人日本ユニセフ協会(国際連合児童基金)の職員(1985年~1992年)やNGO国際子ども権利センター(C-Rights)のスタッフ(1992年~2000年)など開発途上国の子ども支援や子どもの権利条約の啓発・普及に16年間たずさわってきました。40歳代からは大学教員となり、関西学院大学教育学部准教授をへて、2013年からは現在の活動に参加しています。
 現在 国連NGO子どもの権利条約総合研究所副代表・関西事務所長や、兵庫県川西市子どもの人権オンブズパーソン(子どもの権利救済に関する公的第三者機関)を務めています。

法人概要

法人名称

特定非営利活動法人 青少年の自立を支える奈良の会

法人設立年月日

2012年11月01日

運営事業所

  • 自立援助ホーム あらんの家(男子ホーム)
  • 自立援助ホーム ミモザの家(女子ホーム)
  • 奈良市社会的養護自立支援拠点事業 とらいあんぐる

法人所在地

 〒630-8114
 奈良県奈良市芝辻町3丁目5番19号

電話番号/FAX番号

0742-33-2006 (電話/FAX共通)

法人役員

理事長
 浜田 進士(元関西学院大学准教授・子どもの権利条約総合研究所)
副理事長
 田辺 美紀(奈良県弁護士会元副会長・子どもの権利委員会元委員長)
理事
 中川 雅己(児童養護施設 いかるが園施設長・乳児院院長)
 岡田 悟 (児童養護施設 大和育成園園長 奈良県児童養護施設協会会長) 
 野島 佳枝(奈良弁護士会子どもの権利委員会 元委員長)
 川島 修(株式会社 維新ネット 代表取締役)
顧問
 友廣 信逸(元奈良大学教授 元家庭裁判所調査官 臨床心理士)
監事
 西嶋 嘉彦(児童養護施設 前清心寮寮長)


自立援助ホーム
 野崎 浩二 (あらんの家 ホーム長)
 松田 小枝 (ミモザの家 ホーム長)
 浜田 進士 (とらいあんぐる所長)

法人について、より詳しく知りたい方は
ご連絡ください。